【みかんの収穫】蔵出しみかんの収穫は切るだけじゃない!熟成へ繋がる第一歩を解説

一つひとつのみかんが、時間とともに美味しさを深めていく「蔵出しみかん」。
その濃厚でまろやかな味わいは、収穫後から出荷されるまでの、人の手と自然の力を借りた丁寧な熟成期間によって育まれます。
ここでは、収穫の工程を詳しくご紹介します。
工程①:みかんを収穫する
蔵出しみかんの仕事は、晩秋から初冬にかけての収穫から始まります。それは、人の手による丁寧な手仕事のリレーです。
畑へ向かう準備
収穫の日の朝は、まず大切な道具の準備から。
車にコンテナ、ぽて(収穫用の籠)、そしてみかん取りばさみを積み込みます。これらがなければ、収穫は始まりません。
準備が整えば、黄金色に輝くみかんが待つ畑へ、いざ出発です。
「てぽ」を掛け、一粒一粒収穫
畑に着くと、「てぽ」と呼ばれる収穫かごを肩に掛け、収穫を開始します。
一本の樹には多い時で1,000個以上の実がなりますが、機械は使えません。果実の一つひとつにハサミを入れ、手で優しく切り取っていきます。
丁寧さが美味しさを守る
収穫で何よりも大切なのが、ホゾの高さ(果実の軸となる茎の部分)です。
この茎を高く残してしまうと、コンテナの中で隣の果実を突き、傷つけてしまいます。傷ついたみかんは、蔵での長期熟成に耐えられません。
そのため、できるだけ低く、果実を傷つけないギリギリのラインで切り取ります。この一粒一粒への丁寧な手仕事が、美味しいみかんをそのまま食卓へ届けるための最初の秘訣です。
ぽてからコンテナ、そしてモノラックへ
肩に掛けた「てぽ」がずっしりと重くなったら、みかんをコンテナへそっと移します。
収穫の喜びに満ちたコンテナは、傾斜地の段々畑に欠かせない運搬機モノラックに乗せられます。急な斜面を安全に効率よく運んでくれる、大切な相棒です。
みかんを貯蔵するため蔵へ向かう
モノラックで麓まで運ばれたコンテナは、待機していた車に次々と積まれ、次の工程へと向かいます。こうして、人の手で一粒ずつ丁寧に収穫されたみかんが、熟成の舞台となる蔵へと運ばれていくのです。
蔵とはどのようなものかはこちらで詳しくお話しています。

工程②:みかんを蔵に入れる前に「よそ」をする
収穫したてのみかんは、すぐには蔵に入れません。まず「予措(よそ)」と呼ばれる、屋外での一時保管期間を設けます。
これは、蔵に入れる前の大切な準備運動。風通しの良い日陰で1週間から10日ほど寝かせ、果皮の余分な水分を抜いていきます。
これにより果皮が丈夫になり、みかん自身の呼吸量も穏やかになることで、蔵の中での長期保存に耐えられるようになります。
\まごころ産直みかんの/
