【自然災害】絶望をを乗り越えて、みかん畑の石垣を積み上げた物語!

今日は、私たちが大切にしている畑の「石垣」と、それにまつわる自然との闘いの記憶を、少しだけお話しさせてください。
2016年の下津町を襲った豪雨
近年、一度に降る雨の量が明らかに増え、私たちの想像を超えるような被害が各地で起きています。
2016年、私たちの町、下津町を襲った大雨もそうでした。
降り続いた雨によって、先祖代々受け継いできた段々畑の一段30メートルにもなる石垣が、5列にわたって一気に崩れ落ちたのです。
仲間の畑には大量の土砂が流れ込み、目の前が土と石で覆い尽くされた光景を見たとき、正直なところ、心が折れそうになりました。
——もう、ここではみかん作りは続けられないかもしれない。
そんな絶望感に、誰もが襲われました。
「絶対に諦めない」仲間と積み上げた、希望の石
けれども、私たちは諦めませんでした。
——このままじゃ終われない!
山小屋の仲間に声をかけ、助けを求めると、たくさんの仲間たちが集まってくれました。
みんなで泥まみれになりながら土砂をかき出し、重い土を運び、そして、一つひとつ、手作業で石を積み直していく。気の遠くなるような重労働でした。
でも、誰も弱音は吐きませんでした。
「この石垣がなければ美味しいみかんは作れない」
「先人が必死に築いてくれたものを、俺たちの代で絶やすわけにはいかない」
その強い思いが、私たち全員を動かしていたのです。
畑の“相棒”。石垣がみかんを美味しくする理由
復旧には、実に3年もの時間が必要でした。それでも、仲間たちのおかげで、再び畑に新しい苗木を植えられるまでに立て直すことができたのです。
皆さんは、なぜ私たちがここまで石垣にこだわるのか、不思議に思うかもしれません。実は、この石垣は単に畑を支えるだけではないんです。
石垣があることで畑の水はけが抜群に良くなり、太陽の熱を蓄えて夜も畑を暖かく保ち、太陽の光を反射してみかんの裏側までしっかり照らしてくれる。まさに、美味しいみかんを育てるための、かけがえのない“相棒”なのです。
石垣のお話はこちらの記事で詳しくお話しています。

みかん一粒に込めた、私たちの誇り
自然の猛威は、いつまた私たちを襲うかわかりません。
それでも、私たちは自分たちの手で、この大切な石垣を守り続けます。
それは、先人たちが残してくれた知恵と努力の結晶を受け継ぎ、未来の世代へ、この美味しいみかんが育つ風景をつなげていくためです。
皆さまにお届けするまごころ産直みかんのみかん一粒一粒には、こうした石垣を守り抜く、私たちの物語と誇りが詰まっています。
この背景を知っていただくことで、いつものみかんが、少しでも特別な味に感じていただけたら、これほど嬉しいことはありません。
\まごころ産直みかんの/
