蔵出しみかんの蔵作業|熟成を支える日々の品質管理と地道な手間を紹介!

蔵出しみかんは、収穫して蔵にただ置いておけば、ひとりでに美味しくなるわけではありません。
蔵の中は、みかんが静かに熟成していくための舞台裏。そこでは、来る日も来る日も、地道で丁寧な手仕事がコツコツと積み重ねられています。
ここでは、美味しい蔵出しみかんを育むための、蔵の中での作業の一部をご紹介します。
作業①:みかんの「よそおし」
収穫したばかりのみかんは、水分をたっぷりと含んでいます。
そのみかんをすぐに蔵に入れてしまうと、長期保存中に傷みやすくなるため、まずは1週間から10日ほど「よそおし」という工程を踏みます。
軒下や、昼間に扉を開放した倉庫などで優しく外気に触れさせ、みかんの果皮の余分な水分を飛ばしてあげるのです。
このひと手間が、これからはじまる長い熟成期間に耐えるための、強くて健康なみかんを育てます。
みかんの収穫はこちらで詳しくお話しています。

作業②:木箱へみかんを詰め替え
よそおしを終えたみかんを、運搬用のコンテナから貯蔵用の木箱へと移し替えます。
これは、みかんにとって熟成のためのお部屋(ベッド)に移るようなものです。
一人がコンテナからみかんをそっと流し、もう一人が果実同士がぶつからないよう、丁寧に木箱の中へ詰めていきます。この二人一組の呼吸の合った作業が、蔵出しみかんづくりの基本となります。
作業③:みかんを棚に積み上げる
木箱に詰められたみかんは、蔵の壁際に設えられた棚へと積み上げられていきます。
一箱ずつ、ずっしりと重みのある木箱を、一人が台の上から、もう一人が下から持ち上げて息を合わせて渡していく。慎重さと力が求められる作業です。
美味しい蔵出しみかんのため、協力しながら丁寧に、天井近くまで高く積み上げていきます。
貯蔵する蔵のことはこちらで詳しくお話しています。

作業④:蔵に並ぶみかんの木箱

すべての詰め替えと積み上げ作業が終わると、蔵の棚は見事なまでに木箱で埋め尽くされます。
ずらりと整然と並んだ木箱の光景は圧巻で、冬の蔵の風物詩です。
この一つひとつの箱の中で、みかんが春の出荷を夢見て静かに眠っていると思うと、蔵全体がひとつの生命体のように感じられます。
作業⑤:みかんのための温度・湿度管理

蔵の中での主役はみかんですが、その舞台環境を整えるのが人の役目です。
蔵には温度計と湿度計が設置され、職人は毎日その数値を確認します。
特に、外気と蔵の温度差が小さい朝早い時間帯を狙って扉を開け、空気を入れ替えるのが熟練の技。
自然の力を借りながらも、日々の細やかな調整で、蔵出しみかんにとって最適な環境を守り続けます。
作業⑥:腐敗したみかんの除去

どんなに丁寧に管理していても、長い貯蔵期間中には、どうしても傷んでしまうみかんが出てきます。それを放置すれば、周りの健康なみかんにまで影響が及んでしまいます。
園主は定期的に蔵を巡回し、一つひとつのみかんの状態をその目で確認します。悪い実を早期に発見し、丁寧に取り除くことで、他のたくさんの蔵出しみかんを守るのです。
作業⑦:熟成したみかんを木箱から出す

長い眠りから覚め、熟成を終えた蔵出しみかんは、いよいよお客様のもとへと旅立つ時が来ました。
まろやかな甘みと深いコクをその実に蓄えたみかんを、再び木箱から丁寧に取り出します。
この瞬間は、丹精込めて育て上げた我が子を送り出すような、感慨深いものがあります。
こうした一つひとつの丁寧な手間の積み重ねが、蔵出しみかんのあの角の取れた、まろやかな味わいをつくりあげます。
まごころ産直みかんの蔵出しみかんの美味しさの裏側には、こうした毎日の小さな積み重ねと、蔵でみかんと向き合う静かな時間があるのです。
\まごころ産直みかんの/
